こんにちは、yattyuです。
登山のはじめ方②では一番大事な道具、
靴選びについて。
メーカーや種類がたくさんあって、どれを選べばよいか分からないですよね。その問いに答えます。
結論
おすすめは無い。店で履いて決めよ。
このシリーズでは、これから登山を始めたいけれど
「何から始めれば良いか分からない」
「何を考えたら良いか分からない」
本当の初心者向けに、私からのエールとアドバイスを全5回に分けて連載します。
シリーズの前提として、
登山は誰にも迷惑をかけず、生きて帰れば自由の世界です。
登山歴13年の1個人の経験をもとにした、主観多めの内容です。
登山のはじめ方① はこちら
三種の神器?
登山には”3種の神器”と呼ばれる道具があります。靴、ザック、レインウェアの3つ。
でも私は長らく、1種の神器を世に提言しています。
1種の神器はもちろん靴の事で、
全ての登山道具のなかで一番大事。
ザックやレインウェアは正直何でも登れない事は無いです。でも靴だけは最初から妥協してはダメ。
ステップアップして重い荷物を背負ったり、テクニカルな登山ならそれに応じたザックを。
レインウェアも3000m級の山に行く時に相応の物があれば良いです。最初はワークマンのレインウェアでOKです。
靴が合わない登山は地獄
登山は何時間も歩くことが基本のスポーツ。
それで靴が合っていないとしたら・・・?
疲れるし、転倒するし、靴ずれになります。
かかとや親指の皮がめくれて、出血しながら歩く辛さ・・・足の不安で頭が一杯になり、景色どころでは無いでしょう。
想像するだけでゾッとします。
~靴の失敗談①~
私のはじめての登山は、バイクツーリングで行った先の御嶽山。普通の靴で登った結果、こうなりました。
両足パカパカさせながら下山しました。
標高差800mの御嶽山でなければ遭難していたかもしれません(汗)
登山靴の種類
靴は無限にあるので簡単に書きます。
(雪、岩登り、沢、トレラン用はここでは除外)
登山靴は大きく分けて3種類あり、
・ローカット
・ミッドカット
・ハイカット
モンベルの靴で例を挙げさせて頂くと
◆ローカット (349g 25.5cm片足)
◆ミッドカット (554g 25.5cm片足)
◆ハイカット (719g 25.5cm)
基本はローカットで良い
違いはざっくり、
「足首の高さ」と「ソール(靴底)の硬さ」。
ミッドカットやハイカットは足首部分が高いので
重い荷物でも安定しやすく、捻挫もしづらい。
加えてソールが固いので、とがった岩の上に立っても大丈夫です。
「シャンク」と呼ばれる金属や樹脂の板が入っているそうです。
安全を考えるとミッドカットやハイカットが安心な気がしますよね。でもやはり、欠点があります。
重くて硬い。
↑のモンベルの靴3種類の比較で重量も書きました。
g数字ではイメージしづらいかもしれませんが、ローカットとハイカットで2倍の重量差があります。
店で履いてみてください。
ハイカットを履いて長時間歩けそうかどうか。
試し履きはタダですから。
騎士の甲冑や、サムライの鎧と同じ。
アーマードコアで重装備に振るのと同じですから、エネルギー消費が異常に増えます。
基本はローカットでOKです。
私は富士山も、南アルプスも北アルプスでのテント泊でも全てローカットです。
何度も足をひねりました。それでも捻挫しない程度にサポートしてくれます。
例外として、
過去に足をケガした古傷がある とか
体重が重めで筋力にも不安がある
といった場合には、万全を期してミッドカットもアリです。
オススメの靴は無い
「いいから早くオススメの靴を教えろ」
わかります。
しかし残念ながら、万人にオススメできる靴はありまへん。足の形が違うからです。
よって正解は、
店で納得いくまで履いて決める
実際に履かないまま通販で買うと後悔する可能性がかなり高いです。
人気、流行、ブランドとか価格は無視して、
足に合うかどうかだけに集中して選んでください。
ブログなら、おすすめランキングくらい紹介してアフィリエイト収入を狙うのが普通です。しかし、合うか分からない靴を勧めるのは当ブログの趣旨とは異なります。
~靴の失敗談②~
私のベストサイズは27.5cm。その時は気に入った靴の在庫が27.0cmしかなく、
「歩いているうちに合ってくるかな?」
と期待して買いましたが結局なじまず、
2回使って売りました。
これが片道8時間のアルプス登山だったら・・・想像したくもありません。
私にあう靴
前述のとおり万人に合うかは別として、
私はコロンビアの「セイバー」シリーズをリピートしています。
ローカットならセイバーのロウシリーズ
2024年11月時点ではシリーズの5が最新。
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ミッドカットならセイバー 5ミッド というのもあります。
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非常に軽くて柔らかくて歩きやすいです。
唯一感じる欠点は、濡れた岩の上でのグリップがもう少し強ければ満点。
自分に合う靴が見つかればリピートすれば良いので、それまでは色々試してみるのも面白いと思います。
次回の登山のはじめ方③は、
体力について書きます。
それでは!
登山のはじめ方③ 体力 はコチラ
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