こんにちは!yattyuです。
せっかく時間を作って準備した登山、良い思い出にしたいですよね。今回はそのために極めて大切な事の一つ、天気について。
「天気」「靴」「体力」を私は登山の3要素と呼んでいます。この3要素を押さえれば登山の成功は間違いありません。
成功というのは、良い思い出になるという意味です
靴を準備して、しっかりトレーニングしてから山に行っても初めての登山が雨なら「もう行きたくない!」
と思うこと間違いなしです。
ここでは天気の大切さと、ちょっとしたポイントをお伝えします。
天気が悪いと死ぬ
そのままです。
天気が悪い日に山に行くと、景色が見えないどころか
死ぬ可能性が結構高くなります。
2024年7月、富士山の開山から2日で3人が亡くなるというニュースがありました。
2024年、静岡県側の開山は7月10日。
7月10日の天気予報はこんな感じです。
どう見ても沖縄と北海道以外天気よくないですよね。
天気図を見ても、梅雨が明けきっていないのがわかります。
ちなみに7月10日以降は10日間ほどずーっと天気が良くなかったです。
富士山はルートが明確で、山小屋が充実しているので、万一の時にエスケープしやすい山です。
亡くなった方の体力や装備は分かりませんが、
夏でも天気で死んでしまうんです。
ゴアテックスのカッパがあればOK なんていうレベルではありません。
「登山口で装備をチェックするべき」などと軽装登山を指摘する声もあります。
それよりも、天気や体力の方が遥かに、
遥かに致命的です。
天気で行くか判断する
天気を見て行く、行かないを判断します。
考え方は以下のとおり。
平地の予報をみる
平地の予報を見ていれば、山も「大体」同じと見て問題ありません。
平地と山の天気は(夏場の例外)を除いてほぼ同じ。平地が雨なのに山の上は晴れ なんて事は超レアケース。
※夏場の例外 については後述します。
私がチェックするのは
・ウェザーニューズ
・Yahoo 天気
・てんきとくらす
山の予報をみる
山に特化した天気予報があります。
有名なのが「ヤマテン」
ヤマテンは山頂の天気・気温・風速が分かるのでどれくらい暑いのか寒いのかイメージしやすい。
月額550円サブスクなので、私はケチって夏季のみ登録していますよ!
2~3日前に判断する
直前でないと予報の精度が上がってこないので行くか行かないかは、2~3日前の予報で判断しています。
土日に行く場合は、水曜とか木曜日の決断ですね。
晴れなければ延期する
「人生意味のない事は無い」
聞いたことがありますよね。でも、
天気が悪い日に山に行く意味はマジでありません。
ガソリン代、高速代を払って濡れに行くだけです。
頑張って頑張って登って、山頂でこんな天気だったらどうでしょうか。
せっかくなら、こんな景色が良くないですか。
しっかりご来光も見たくないですか。
天気に確信が持てなければ迷わず延期します。
でもグループで行く場合は全員の都合を合わせるのがなかなか難しいですよね。
なのであらかじめ決めておきましょう。
・晴れでなければ行かない と決めておく
・翌週、翌々週を予備日として予定しておく
晴れじゃなければ行っても意味が無いのですから。
夏の例外
夏の登山では、天気予報が晴れでも
山の上だけ曇り、雨、雷 という事があります。
理由は、
・夏は暖かく湿った空気が主役
・日中の日差しで空気が暖められる
・山沿いに上昇気流が起こる
・上昇気流がある場所に雲が沸く → つまり雨
夕立が降るのと同じ仕組みで、
夏の山では毎日毎日、同じサイクルが回っています。
“山の天気が変わりやすい” と言われる理由かもしれません。
法則が分かれば怖くありませんね。
つまり!
夏に山の上から晴れ渡る景色を見たければ、
できるだけ午前の早い時間に山の高い場所にいる必要があるわけです。これは夏に限っての話です。
オススメの本
山の天気に関するオススメの本を2冊、紹介します。
①山岳気象大全
登山家で気象予報士でもある猪熊隆之さんが描かれた本で、これを読んでおけば間違いないです。
② 気象遭難
天気で失敗して、悲惨な結果になった事例が克明に表現されていて、身が引き締まる気持ちになれます。
まとめ
今回は登山の3要素のうち天気の大切さについて書きました。
同じ山でも天気で景色は変わります。
天気次第で思い出の良し悪しも生死も分かれます。
登山は天気とどう向き合うかを考えるスポーツ
といっても過言では無いです。
せっかく準備して挑んだ登山が天気のせいで辛い思い出にならない様に、天気としっかり向き合って、
行く行かないを判断してみてください。
登山のはじめ方については、過去の記事にも大事な事を書いています。ぜひご覧ください。
ブログランキングにも参加していますので、
もしよりしければ1クリック頂けると幸いです。
次回は登山のマメ知識100選を紹介します!
それでは!
コメント