こんにちは、yattyuです。
今回は登山で使用しているテントの撥水力に不安を感じたので、
メンテナンスをしたという話です。
私が使用しているのはヘリテイジのクロスオーバードーム2。
軽さに全振りしたシングルウォールのテントで、そもそも防水・撥水性能を求めるのが筋違いのような気もします。
ただ私自身、これまでテントの撥水に関するメンテナンスを考えた事が無かったのと、
先日の蝙蝠岳登山で撥水力に不安を感じたことから対策してみることにしました。

クロスオーバードーム の耐水圧はパネルも床面も1,230mm。
モンベルのステラリッジテントは1,500mmとの事で、
耐水圧や耐風力の違い、シングルウォールかダブルウォールかの違いもあります。
ただそれを踏まえても私的にはメリット(軽量である事)が上回る。
例えば2人用のサイズで比べると
クロスオーバードーム2 (2人用) : 690g
ステラリッジテント2型: 1.4kg
…約半分の重量ですね。
設営時間も5分以内でチョー早いです。ほんとに。
メーカーからは以下の様に謳われています。

テントではなく「ドーム型のツェルトです」。
リスクを覚悟して使ってね との事。
撥水剤の種類
撥水剤について調べると2種類あるそうで、主にフッ素系とシリコーン系。
簡単に比較すると
① フッ素系
・撥水力:〇
・通気性:〇
②シリコーン系
・撥水力:◎
・通気性:▲
撥水力だけならシリコーン系が良いが、通気性が落ちる。
通気性が落ちると、窒息するまでは無いと思いますが結露が酷くなる心配があります。
という事で、1つのテントに2種類の処理を組み合わせてみる事にしました。
壁面にはフッ素系、通気性を求めないフロア面にはシリコーン系です。
購入したのがこちら。

どちらも1000円台で購入できました。
撥水処理してみる
庭でテントを組み立てて、まずはスプレー前の撥水状態から。


底面にはCAPTAIN STAGのシリコーン系スプレーを処理します。

スプレーの匂いは、スキーやスノボでウエアにかける防水スプレーその物でした
スプレーが乾いた後にも水をかけてみる・・・


ほんと、写真だけでは伝わりづらくて、数値で示せるような定量的な評価が出来ずに悲しいのですが、
水の滑り具合や水滴の残り具合を見ると、処理後の方が明らかに撥水が良かったです。
撥水スプレーなのですから、当然といえば当然ですよね。
スプレーの容量としては、
CAPTAIN STAGのフッ素系スプレーがちょうどテント側面4面分で空っぽに、
シリコーン系スプレーは底面のみで缶の半分も使わないので、残りは全てザックに振りかけてやりました。外側は通気性不要ですし。

ザックも既に15年戦士。サイドポケットのゴムが伸びきった以外は壊れる気配がない。
浸水対策のいろいろ
今回は生地の撥水対策をやってみましたが、テント内が濡れる要因は色々あります。
① 体から出る水分(呼吸、汗)が壁面で結露する
② テント内での煮炊き
③ ベンチレーションやファスナーからの浸水
①はどうしようもないし、②も雨や夜間だと外で調理しにくい、
ただ③は口コミサイトを見ると割と多い原因としてあるそう。


ファスナーからの浸水は、ダブルウォールテントであれば多少閉め方が甘くても問題にはならないと思います。しかしシングルウォールは文字通り壁1枚なので、しっかり閉じておくことが大切です。
小技として、テント泊では小さいハンカチかボロ雑巾を持って行くと良いです。
うっかり浸水してしまった時のほか、
テントの外側も雨や朝露で濡れているので、撤収前に拭いてあげると
完全には乾かないまでも、びしょ濡れのまま運ぶより軽くなります。
さいごに
テントの生地はナイロンやポリエステルなどの高分子材料 (いわゆるポリマー、一般にはプラスチックとも言う)です。
高分子材料を扱う方なら分かると思いますが、こういった素材は常温で大気中に存在しているだけでジワジワと劣化していきます。目に見えないレベルで、分子レベルで。
まして雨風や高山の強い紫外線に曝されるテントの劣化は不可避です。
使用後にしっかり干す事(カビ対策)はもちろん、
たまには撥水処理を施してあげて、快適なテント生活を送りましょう!!


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