こんにちは!yattyuです。
今回は私がトレーニング用ホームマウンテンに指定している、
愛知県の本宮山(ほんぐうさん)を紹介します。
本宮山について
本宮山:標高789m、標高差680mくらい。
体力度:★★☆☆☆ ※ペース、重量次第で★3にも4にもなる
技術度:★☆☆☆☆ テクニカルな要素無し
登山口:ウォーキングセンター リンク
本宮山は愛知県の豊川市、新城市、岡崎市の3市の境界にあり、
標高は789m。7・8・9で覚えやすい数字ですね。
アクセスは東名高速の豊川ICから車で15分ほど。
公共機関ではJR飯田線からも行けますが、若干アプローチは長めになります。
本宮山、名前に宮が付いている通り、砥鹿(とが)神社というお宮さんの奥宮があります。
砥鹿神社は里宮というのが豊川市内にあり、本宮山の上にある奥宮と対になっているそうです。
また、豊川市には豊川稲荷 という大きな稲荷神社もあり、信仰の力が強いんでしょうか?
ちなみに本宮山は2018年に所ジョージさんの笑ってコラえて!のコーナー「日本列島テッペンの旅」
という企画で取り上げらた事があります。
私も取材のタイミングでトレーニングに行き、取材スタッフを追い越し、下山時にすれ違いました。
危うくインタビューされかけましたが、恥ずかしくて逃げ去った記憶があります。
すれ違う人の顔ぶれはいつも大体同じなので、
地元の人が散歩や日課、トレーニング目的で登るザ・里山という感じです。
駐車場は4か所あり、休日は結構な人が登るのですが全部埋まることは見たことがないです。
登山ルート紹介
せっかく本宮山を紹介するので、実際に登って普段は本宮山で撮らない写真を撮ってきました。
※暗い中でのスマホ撮影のため、画質に関しては無視してください。
■駐車場
本宮山の駐車場は4か所あります。
ウオーキングセンター(約40台)、登山口手間(約60台)、手取山公園(約40台くらい?)
合計するとそれなりの数の車が停められますが、休日は結構埋まってます。
4か所のうち、私は舗装されている点、自販機、トイレがある点でウォーキングセンターに
停める様にしています。時間は季節によってまちまちで、
東の空が明るくなる日の出30分前であれば、まず空いてます。
この写真を撮った11月12日であれば、6時前ですね。
■本宮山前半
前半は、緩やかな登りと平坦な道が交互にやってくる、優しい道です。
ここで体を徐々に暖めていきます。
登山道には道標があり、●●丁目 という目印があります。
このルートでは50丁目がゴールなので、あとどのくらいなのか分かりやすいです。
21丁目で林道と一時合流。
このルートでは、登山道とは別に林道が並走しています。
林道は崩壊しているせいか、最近は通行止めになっている事が多いです。
途中に東屋があります。
ここでは豊橋や豊川の街並みと、その向こうに太平洋前で一望できます。
お子様連れの場合、ここまで来て帰る人も結構多いです。
ー1POINT-
東屋(あずまや)という言葉は、
その昔、都(京都)の人から見て東の方は貧しい人の住む地域で、
“東国の人の貧しい家”や”簡素なひなびた家”という意味でつけられたそう。
朝日が昇ってくると、木々を抜けた赤い光がルートを照らしてくれます。
36丁目付近に鳥居があり、その鳥居から先が砥鹿神社の境内。
36丁目~40丁目がこのルートの一つ目のしんどいポイントです。
神社っぽい石段をひたすら登ります。
石段の途中、37丁目手前に水場があります。
私はいつも飲み物は持って行かずに、夏場は上まで持たないのでここで喉を潤します。
石段ゾーンを終え、39丁目を超えると再び林道と合流。
ここはしっかり舗装されています。
40丁目から激しい登りが続きますので、この林道で息と気持ちを整えます。
山側は落石が多いので、谷側の方を歩くようにしています。
100mほど進むと、いよいよ終盤の心臓破りゾーンに突入します。
林道から見上げた景色が↓です。
どこまでも段が続く感じがしますよね。
心臓破りゾーンに入ってすぐに2回目の水場があります。
喉が渇いた時は水を飲んで、右側の石段を進みます。
大木の間を縫うようにひたすら登る。
酸欠にならない様に、意識的に深く大きく、呼吸を続けます。
45丁目、2つ目の鳥居を通過してまだまだ登ります。
普段ランニングせずに来ると、この辺りで限界を迎えて、休憩を挟むことになります。
こういう山の奥に重たい構造物を作る人のエネルギーは凄いなーと常々思います。
だいたい、道の途中にある石標を持ってくるだけでも相当しんどいはず。
40丁目から続く登りのラストがこちらの石段。
石段を登りきるといよいよ本宮に到着ですが、この頃にはふくらはぎとハムストリングスが
パンパンに張っており、その状態であればトレーニングとしてはOKです。
階段を上りきると、砥鹿神社の本宮が迎えてくれます。
YAMAPのデータでは、登山口からこの本宮までコースタイムで約2時間チョイの道のりです。
長すぎず短すぎず、トレーニングとしては丁度良い長さでははないでしょうか?
大体自分がどれくらいのペースで登れるのかを把握しておいて、
いざ本番の登山前にここに来て、体力(心配、脚力)が足りているかどうかをチェックします。
チェックというか、敢えて負荷を与えて筋肉痛を乗り越えるために来ます。
また、テント泊等で重めの荷物を担ぐ予定がある場合、
空いたペットボトルに10kg分くらい、水を入れて脚に負荷をかけることも有効だと思います。
登り切ったら下る前に捨ててくるとか、
途中でも重すぎると思ったら、ただの水なので捨てても問題ありません。
山頂付近の情報
私がトレーニング目的で本宮山に来るときには、本宮まで登り切ったらすぐに下山しますが、
山頂付近の情報もいくつか紹介します。
本宮を通り過ぎると、休憩に適したやや開けた場所に出ます。
目立つ大きな釜が大福釜と呼ばれる釜で、砥鹿神社の”粥占祭”というイベントで使われるそう。
大福釜の左に見える扉は解放されていて、休憩スペースになっています。
冬季はストーブが焚かれていて、暖まることが出来ます。
また、この休憩スペースには番付表があり、累計の登山回数や1年間の登山回数がランキング形式で
掲載されています。
小さいので見づらいかもしれませんが、
年間の登山回数トップの方は350回、累計では8999回の方がいらっしゃいます。凄い。。
タイムも24時間登山回数も、信じられないくらいの猛者がいるものです。
本宮山で挙式された方の写真も飾ってありました。
この休憩スペースのすぐ横には自販機がちゃんと稼働しています。
この自販機に関して、最近ショッキングだったことがあります。
つい半年ほど前までは、自販機で売られている飲料は全て100円で買えたのですが、
値上げのあおりを受けたのか、全て150円になってしまいました。50%の値上げです。
もともと山の上で100円と言う事自体、ありえない値段設定だとは思います。
それでも、1.5倍に上がってしまったインパクトは私の中では大きなものでした。
お賽銭代わりに、いつも1本買っていきます。
本宮山の山頂はもう少し先にありますので、
コーヒーを飲みながら進みます。
少し行くと立派な赤い鳥居があります。
山の上にあると思えないくらい、デカいです。
砥鹿神社では車の安全を祈願する事もされており、
祈願をされる方はこの鳥居を車でくぐって、本宮へ向かう感じです。
鳥居をくぐると道が二手に分かれるので、基本は右側の赤い橋の方へ向かいます。
左側でも行けなくはないです。
橋を渡ると、山頂までの最後の坂です。標高差で20mくらいでしょうか。
坂を登りきると、本宮山の山頂(789m)に到着です。
電波塔の数が多いですね。
様々な通信事業者の設備以外にも、自衛隊関連の電波もあるとか?
噂で聞いたレベルですが。
南側は開かれており、豊川、豊橋や蒲郡の街や、遥か三河湾の向こうには
渥美半島の田原アルプスや太平洋まで見えます。
天気が良ければ手前の広場でのんびりコーヒーやランチするのも良いでしょう。
なお、本宮山の山頂はわざわざ長い時間歩いて登らなくても、
本宮スカイラインという道路を走れば車でほぼ山頂まで来れます。
撮影用に登った11月12日は、何かいつもと雰囲気が違うなーと思って近くの人に聞くと、
WRCという世界的なラリーレースのイベントのコースになるということで、
道路は封鎖されていました。
まとめ
本宮山、いかがだったでしょうか。
恐らく、東三河地方にお住まいの方以外はここ目的で足を運ぶような山ではないかと思います。
この記事でお伝えしたかったのは、
近所に自分のベースとなる山を持つことをお勧めしたい という事です。
(山頂に神社や自販機があるかどうかはあまり重要ではありません。)
コースを知り尽くしてペース配分が分かり、
大体どれくらいのタイムで自分が登れるのか、
どれくらいの負荷をかければ目標とする高い山で通用するのか、
どのあたりでいつもの人とすれ違うか
を計る事ができる山を持っておくと、本番の山に自信を持って臨むことが出来ますよ
という話でした。
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