【東三河】鳳来寺山 紅葉ハイキング

こんにちは、yattyuです。

今回は愛知県東部にあります鳳来寺山(ほうらいじさん、684m)に行ってきましたので
レポートします。
12月に入って急激に寒くなり、紅葉はもう終わっているかな~と思っていましたがまだ間に合いました。
※下記記録は2023年12月2日に登った記録です。

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概要

鳳来寺山は東三河(奥三河)にある標高684mの山で、その名前の通り鳳来寺というお寺がある山です。鳳来寺は西暦703年に「利修」という仙人によって開山された歴史のあるお寺で、国語の教科書に出てくるような松尾芭蕉や種田山頭火など有名な俳人も訪れて句や詩にしたそうです。
登山道も1300年の歴史を十分に感じられる道です。

鳳来寺山 | キラッと奥三河観光ナビ


一般的な日帰りのルートは笠川駐車場から登るルートだと思います。

DATA
鳳来寺山:標高684m
登山口:笠川駐車場スタート 表参道ルート:標高差572m
体力度:★★☆☆☆  (累計標高差500m~1000m)
技術度:★☆☆☆☆  (危ない所なし!)

地図で見るルートはYAMAPに記録を上げていますので、そちらもご覧ください。

鳳来寺山 紅葉ハイキング / yattyuさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ


鳳来寺山へは笠川駐車場から登る以外にも、鳳来寺山パークウェイという道が整備されており、標高474mまで車で上がる事ができます。
パークウェイの終点から東照宮まで徒歩10分くらいですので、お気軽に登りたい場合はパークウェイを使うのも良いかと思います。

鳳来寺山パークウェイ駐車場

鳳来という地名は、1950年代半ばまで鳳来町という町があり、その後いまの新城市に合併されて町名自体はなくなりましたが、その名残が至る所に残っています。
愛知県の地酒で鳳来泉(ほうらいせん)という日本酒は、鳳来泉シリーズの中でもいろいろありますがこれがめっちゃ美味しいんです。
個人的には火入れしていない生酒の「春のことぶれ」「はつなつの風」辺りが好きです。

詳細:登山口~写真とともに

駐車場は県道32号線沿いにある笠川駐車場という所に停めます。
道路からすぐ見える所にあって見逃す事はないです。トイレもあります。

AM6:30 

麓でもしっかり紅葉が進んでいて、訪れたタイミングではもはや紅というより茶色に近い感じでした。
赤、緑、黄色が混じる街道を登山口に向かって15分ほど進みます。

街道には随分前に廃業したであろう旅館や飲食店が並び、初冬早朝の寒さも相まって、より一層静寂さを増します。気温はちょうど0℃くらい、空気が澄んで気持ちいいですね。

笠川駐車場から10分ほど進んだ先にも広めの駐車場があります。門谷駐車場と言うらしいです。
お食事所も併設されており、こちらは普通車1000円払えば停められる模様。朝7時より前から徴収員らしき人がいました。
毎日こんな朝早くから徴収に来るんでしょうか・・・

お食事処かさすぎ の横にある駐車場。「かさすぎ」も後にでてきます。
赤すぎる位に、紅い

途中、いくつか1000円の駐車場があるのに、街道の終点の登山口に一番近い駐車場がなぜか500円!ただしそこはスペース的に2台が限界だと思いますので、基本無いと思った方が良いでしょう。
そして駐車場横には桜らしき木があり、咲いています。

河津桜にしては早すぎると思って調べるとジュウガツザクラというらしく、氷点下になる厳冬期以外は咲いているんですって。知らなかったー。

Google Lensは植物などの写真から名前を調べるのに便利ですね、かなり検索精度良いです

ジュウガツザクラ と思われる。

駐車場から15分ほどで、登山口へ到着。
ここまでで体が少し暖まっているので1枚脱ぐ。

ここからは東照宮までは石段をひたすら登って行く感じで脚に来ますし、気温0℃でも風は一切無いので寒さは感じず汗がじんわり。
それでも立ち止まると涼しくて心地よく、やっぱり里山や低山散策は秋冬がお勧めです。
飛んでまとわり付いてくる虫もいないので。


登山口を出てからは、仁王門や麓のお食事処の名前の由来にもなっている、傘すぎを経由してまずは東照宮に向かって、ひたすら石段を登る。

↓が傘すぎ。そこらじゅう大木だらけなんですけど、一際でっかい木が真っすぐ立っています。
名木100選なんてのがあるんですね、これも初めて知りました。
日本なんて山と木だらけなので、まだまだ見つかっていない凄い木があるんじゃないかな。

写真をとりつつ登る。

東照宮まではずーっとこんな感じの石段なので脚にきます。
急なほど標高はすぐに上がるんですけど夏にこの石段を登るのは無理だなー。


駐車場から50分(登山口からは35分)、東照宮がある場所につきました。
左側が東照宮で右奥に見える場所は景色が良い休憩所(東屋?)です。

登山では屋根が有る簡素な休憩スペースを東屋(あずまや)と呼びます。
東屋と言うのは、京が都だった頃に東国の人々の簡素・質素な家を見た呼称という事なので、今でいう差別用語みたいな言葉が由来だそうです。南蛮人的な。

東照宮周辺の写真はこんな感じ。
後ろにそそり立つ岩が背景として絵になります。

東照宮の正面側と、背後にはこれから登る山

東屋からの景色はなかなか良いです。
遠くの方に見える町は方角的に浜北でしょうか。

一休みしたらここから後半戦。
ここまでの石段メインの道から、岩や土の道へ変わります。
それでも結構整備されているのでスニーカーでも登れなくはないと思います。

木で造られた橋もしっかりしている。
覆いかぶさるようにそそり立つ岩の壁も迫力があります。

木々の雰囲気も杉の大木軍団から、細く低い木々に。
日が射してきて一気に明るくなりました。


山頂の10分ほど手前に、展望適地があります。
登山道から少しだけ外れる必要があるため、黙々と登っていると見過ごしてしまいます。
地図で言うと↓の赤〇の辺り。
南側へぐるっと回るポイントで回らずに、少しだけ南に抜ける感じです。
(地図上の崖になっている部分です)

展望が良いポイント

すぐ下には駐車場から歩いてきた街道が見えるのと、空気が乾いていて遥か遠く(右上のほう)には新城~豊橋の街並みも見えます。

ここの展望地、足元が断崖なので、落ちないようにご注意を。
超広角で足元まで写したのが↓

山頂は木々に囲まれているので展望はありませんが
朝早くに山のてっぺんに居るのって清々しくて気持ちが良い。
山頂にはベンチが沢山あって、ランチやモーニング?を楽しむことができます。

山頂の標識。

山頂から北側に伸びる稜線を辿れば棚山高原や宇連山にも辿り着くはず。

北方面に伸びる道。玖老勢は(くろぜ)と読みます。

ゆっくりコーヒーでも飲みたい所ですが汗が冷えて寒くなってくるので、
おにぎり1個だけ食べてすぐ帰路へつきました。
ピストンで登る場合は同じ道を帰るんですけど下りは登りと視点が違うのと、日の角度も微妙に違うために見える景色もかわってきます。

↓は紅と緑の大木が重なって日を受けて、まるで花火のスターマインかの様な彩りにも見えます。

日を受けて明るさを増す黄色。
やっぱり紅葉は日差しがあると映えます。

下りですれ違った方々も皆、太古の森の中を清々しそうな顔つきで、登って行かれました。


個人的にはトレーニング となるともう少し自宅から少し近い本宮山という山に通ってしまうのですが、
秋冬に静か~に散策したい気分になったときには、鳳来寺山もアリだと思いました。
私がトレーニングで通う本宮山については↓の記事で紹介していますのでよろしければご覧ください。

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おまけ

下山して駐車場まで戻ると、なにやら様子がおかしい。

もみじまつり というイベントが開催されているようで、私が来た時には無かった「1000円」の看板が立てられています。しかも満車。
駐車場には3人の方がゼッケンをつけて番をされており、車の誘導や見張りをされており、
山から戻ってきた私のほうをジロジロ見ています。
1000円の料金看板も私が来た時には無かった。

「もし車に戻った瞬間に、『あなたからは徴収できていないので払ってください』って言われて1000円請求されたら面倒だなー。何て対処しようかなー。」

少し作戦を考えるため、すぐには車に戻らずに一旦トイレに寄って対処方法考える(笑)
そして、もし請求されたら
「私が来た時には1000円の表示は無かった。後から設置して請求するのはズルい!」
って突っぱねる覚悟を持って車に戻りました。
結果的には請求されることは有りませんでした。
1~2時間早いかどうかで1000円かかるかどうかが変わったと言う事で、これこそ正に
早起きは3文の徳 と言うやつですね。

それでは!

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