広大かつ沢山の山々がある南アルプスの中で、
どこからチャレンジするか迷う方も多いと思います。
南アルプスには10座の100名山のや、9座の3000m峰があり、
これらの名山・高山も非常に素晴らしい山々ですのでそこから始めるのも良いと思いますが、
この記事では私がこれまでに登った中で、標高や100名山とは関係なく、
良いと思った南アルプスの山やルートを紹介したいと思います。
第一弾は南アルプスのほぼ中央部に位置する小河内岳です。
深田久弥氏の百名山には入っていませんが、個人的には外せない、美しい名山です。
小河内岳
体力度:★★★★☆ (日帰り)
★★☆☆☆ (1泊2日)
技術度:★☆☆☆☆
景色・眺望:★★★★★
登山口:鳥倉登山口
ルートのPOINT
・小河内岳の山容が綺麗
・周囲の山(塩見岳、荒川三山)の大きさを感じる
・三伏(さんぷく)峠小屋で休める
・南アルプスにしては、標高差が小さめ
ルートの概要(標高差・所要時間)は、登山アプリYAMAPで登山計画を作成しましたので、
そちらで確認いただけます。
※地図の画像をクリックすると私のYAMAPの登山計画にアクセスできます。
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ルート概要
小河内岳の最寄りの登山口は鳥倉登山口(1635m)を起点に、三伏峠、烏帽子岳、前小河内岳
を経由して小河内岳に向かい、ピストンで帰るルートです。
鳥倉登山口から登る人の多くは、三伏峠から塩見岳を目指して北に向かうため、
三伏峠以降は登山者が少ないです。(居ても全山縦走を目指すような人とか)
三伏峠以降の烏帽子岳、前小河内岳で多少のアップダウンがあるため、
累計標高差は1927mとそこそこあります。
体力に自信がある方は日帰りで7~8時間ほど、自信の無い方は三伏峠か小河内岳避難小屋で
1泊すると、ゆとりを持っていけるでしょう。
駐車場ゲート~三伏峠
駐車場ゲートから登山口まで、1本道の林道を約1時間歩きます。
鳥倉登山口にはバス停があります。
これは伊那バスが運行する南アルプス登山バス用で、
登山バスであれば駐車場のゲートを超えて、1時間歩く道のりをカットできます。
でもバスが1日2本なので、時間の調整が難しいかもしれません。
登山口~三伏峠は樹林帯の中を標高差800m分、ウネウネと登ります。
丸太を組んで作った橋を越えていく。
登山口から2時間半ほどで、三伏峠に着きます。
日本で一番高い峠なんだそう。
三伏峠には山小屋があり、2022年は7月9日~10月2日までの間、
完全予約制で宿泊できるそうです。詳細は↓の公式ページをご覧ください。
ホームページもかなり綺麗に作られていますね!
三伏峠~小河内岳
三伏峠で、塩見岳に向かう人々とはルートが分かれます。
↓の地図でいうと、左(西)の登山口から三伏峠に着いて、
小河内岳に向かう人は右(東の烏帽子岳)の方へ向かいます。
三伏峠を越えると、樹林帯を抜けて稜線上に出ます。
風が強い場合は、三伏峠で服装や栄養補給等の準備をしっかりしていきましょう。
前小河内岳まで来ると、目的と小河内岳まであと少しです。
前小河内岳から見た小河内岳(下写真)が、このルートのハイライトです。
このブログのトップページのヘッダーにも、この写真を使っています。
私の初めての南アルプスでこの景色に出会い、登山を生涯の趣味にする事が決まりました。
写真の奥、中央~左側に見えるさらに高い山々は悪沢岳を含む荒川三山です。
小河内岳山頂の少し左下にポツンと1軒屋があるのが分かるでしょうか。
小河内岳山頂のすぐ下に、小河内岳避難小屋があります。
避難小屋という名前ですが、夏季は管理人の方が居られ、5人程度なら有料で宿泊が可能です。
2012年に訪れた際、ご夫婦2人で運営されていて、ちょっと寄っただけなのに
お茶を出して頂けました(感謝)。
私は財布をバイクに忘れてきてしまい、何も買う事が出来ませんでした。
個人的にまたいつか行きたい場所です。
この辺り一帯の土地を所有する特殊東海フォレストのホームページによると、
2022年は7月13日~8月21日までの間、定員5名で運営されるそうです。
という事で、南アルプスおすすめルート1回目は小河内岳でした。
小河内岳は山自体の形が綺麗で、周りの山々も大きくて迫力あり、
加えて私の初南アルプスというフィルターも有ってか、マイナーでも
非常におすすめできるルートです。
求められる体力面では南アルプスの中では比較的優しめではありますが、
十分にトレーニングしてから行きましょう!
ご安全に!!
南アルプスのおすすめルートその②はコチラ↓↓↓
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