登山の大事な要素 その1 靴

こんにちは。yattyuです。
山に関する投稿としては今回が初めてになります。
快適に、楽しく登山するために特に重要な3つの要素があると思っています。
ブログを作っていく中で順を追って書いていきたいと思いますが、
3つの要素のうち、最初は分かりやすい「山道具」からということにして、
私が一番重要だと思っている山道具について、思うところを書きたいと思います。

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靴が一番大事!

登山で持っていく道具や服はいっぱいあります。それなりの山に行くのであれば
ザック、上着、カッパ、ヘッドライト、スマホ、飲み物、食事、
山で泊まるならテントや寝袋、マット、燃料・・・
冬山や確保が必要な登山ならもっと多いですね。書き出すとキリがありません。

私のとある山行での持ち物

数ある道具の中で、最も重要なのは何か。



それは靴!!

これは断言できます。
靴以外の道具はどんなクオリティのものでも問題ありません。本当です。
正直なところ、ザックなんて持っていく物が入れば何でもいいし。
カッパだって、雨が降ると分かっている日に長時間行動する計画なんてそもそも立てない。
靴以外の道具に関しては、アウトドアブランドである必要は無いくらいだと思っています。
ノースフェイスとかめっちゃ高いですし。
ただ靴に関しては、妥協せず、登山用かつ自分にしっかりマッチしたものを選ぶ必要があります
(稀に裸足や下駄で富士山を登っている特殊な方も居られるようです)

靴が合わない登山は地獄

標高数100mレベルの、いわゆる里山と呼ばれる山でも往復で2~3時間
3000m級なら1日10時間くらい行動することもあります。
その間、足にフィットしない靴で歩き続けることを想像してください。
ただでさえシンドイ登山において、常に足に対する不安と痛みを抱えて歩き続けることを。
何も楽しめませんね?

引用:いらすとや様

私も一度、登山靴の購入で失敗したことがあります。
スニーカーや革靴は、ほとんど27cmを履いています。
登山用具のお店に行って、27cmを試着してみて、「ちょっと小さいかも??」と思ったものの、
それより大きいサイズがなく、
「履いているうちに足にフィットしてきて、ちょうど良くなるんじゃないか」という甘い考えで
そのまま27cmを購入しました。

案の定といいますか、慣らし目的で近所の山を歩くた際、
1時間くらい歩くと徐々につま先が痛くなってきました。
数回使っても状況は良くならず、結局本番で使う前にメルカリで売ってしまいました。
これがもし、本番の高山にチャレンジしている途中で、例えば歩き始めて3~4時間くらいで
痛くなってきたらどうでしょうか?靴擦れしてきたら?
行くも地獄、帰るも地獄です。
痛みをかばって長時間歩くと、他の箇所にも無理がでてきます。

足のサイズを測ってもらおう!

アナログか、デジタルかは別にして、多くのスポーツ用品店では、
足のサイズを正確に測ってもらえると思います。
私は、スーパースポーツゼビオ で足を図っていただきました。

測定結果は、左足27cm、右足27.5cm ・・・左右で0.5cm違うという結果に!
売られている靴のサイズは基本的に左右同じなので、私の様に左右で足のサイズが異なる場合、
左右両方ジャストフィッツさせることは難しそうです。
それ以降、私の登山靴は大きい右足に合わせた27.5cmを軸に探しています。

要するに、足のサイズは自分が思っているサイズと異なる場合があるので、
ちゃんと測って貰うことで無駄な寄り道が減ると思います。
お店ではフィットしていそうな感じがしても、いざ山にいくと合ってなかったり、
必ずしも高い靴=足にマッチするとも限らないのが難しいところ。 

ローカットかハイカットか

ローやハイ間のミッドカットや、軽いものではトレラン用という選択肢もあります。
 ※積雪の無い道を歩く前提でのチョイスです。
様々なメーカーの様々な登山靴があり、明確にジャンル分けすることも困難かもしれませんが、
機動力が高い順に並べると、

 機動力(高)  トレラン用>ローカット>ミッドカット>ハイカット  機動力(低)
 防御力(低)                            防御力(高)

機動力の高さすなわち防御力(堅牢性)の低さとなります。
一般的には、日帰りやハイキングではローカット、
重たい荷物を持ったり、ゴツゴツしたような、言わば岩場… を歩くようなとき、
あるいは足の筋力に自信が無い場合はハイカットを履く、という感じでしょうか。

私の個人的な経験から、春~秋や冬でも雪が無い山を歩く場合は、
全てローカットで良いと思っています。テント泊装備があっても。
理由は簡単。「重さ」です。

重さ比較の一例として、普段私が履いているコロンビアのローカットの靴と、
ハイカットの例としてmontbell社の靴を比較します。
・montbell アルパインクルーザー2000 Men’s: 613g(25.5cm 片足)

・コロンビア セイバー 4 ロウ :400g(27cm 片足)

  ※セイバーはすでにモデルチェンジしてセイバー5が出ている模様。

同じサイズで比較ができませんでしたが、スペック上では
1.5cm大きいセイバー4ロウのほうが213g軽量。
これは片足分なので、両足では426gの違いになります。これは結構な差です。

モンベルの靴ではハイカットよりももう少し軽い、
マウンテンクルーザー600 Men’s という、ミッドカットの靴があります。 

こちらは 526g(25.5cm片足)との事で、ちょうどローとハイの間くらいの重量ですね。
公式サイトの商品情報には、
“軽量で柔らかく、軽装備のハイキングや野山の散策などで手軽に着用できる
ミドルカットの全天候型ブーツです”
  とあります。
ミッドカットでもメーカーの推奨用途は軽装備のハイキングなんだそうです。
となると、3000m級の山やテントなどを背負って山に行く場合には、
メーカー推奨通り選ぶと必然的にハイカットとなるかと思います。

当然、ローカットの防御力や堅牢性はハイカットとは比べられません。
そういう意味では、ローカットは一定のリスクを負って歩くことになります。

ここで考えるべきは、軽量化によるメリットリスクのバランス。
多少重くても精神安定面で良い という方は、ハイカットやミッドカットが良いでしょう。
しかし私は3000mの山に行く場合でも、テント泊の場合でも、
上記のセイバー4ロウを使っています。
理由はやっぱりメチャメチャ軽いから。
重量増は確実に疲労・ダメージとして体に蓄積し、移動スピードや行動時間に影響します。
スピードと時間が伸びないという事は、移動距離・登れる山が制限されるという事。

引用:いらすとや様

同じ時間の中でも歩ける距離を延ばすというのは、私の様なサラリーマンに代表される
週末クライマーにとって重要な事です。
行き帰りの移動も含めて1泊2日で終わらせる必要がありますので。

ローカットによる不安やリスクを少しでも低減するためには、
自身の体にある余分な重量(脂肪)を落として、ある程度の筋力・持久力をつけることが必要です。
(トレーニングは平地でも十分できます!)
フィジカル面で自信が持てれば余分な重量は削ぎ落し、行動範囲が広げることができる。
逆に自信がないと、より重い荷物で守りを固めてそのせいで疲れて、行動も制限される。

そういった意味で靴は靴だけでなく、フィジカル面と合わせて、
考えていく必要がありそうです。
という事で、登山で大事な要素その1「道具」の一番大事な靴についてでした。

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