ハンターへの道⑦ はじめての射撃

こんにちは、yattyuです。

2024年1月に初めて自分の猟銃を購入し、4月になって初めて実弾を使った射撃の練習に行ってきました。
はじめて~の~ジュウ(銃)  …スミマセン

弾も1月に購入していて、もう少し早く撃ちに行きたかったのですが射撃場が遠すぎてしかも寒い冬に出掛けるのが億劫になっているうちに、春になってしまいました。

はじめての射撃に選んだのは愛知県総合射撃場。

愛知県総合射撃場
当施設は、愛知県の豊田市、標高600mの美しい緑濃い山並みの続く自然豊かな環境の中にあり、約25万�の広大な敷地の中に「ライフル射撃場」と「クレー射撃場」を擁し、日本有数の規模を誇る総合射撃施設です。


愛知県総合射撃場は公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団 という組織が運営する射撃場で、
愛知県豊田市のかなり山奥にある射撃場、自宅からは2時間かかります。

この射撃場を選んだのはライフル射撃場があるからです。
散弾を撃つだけならクレー射撃場に行けばよいのですが、スラッグ弾を撃つにはライフル射撃ができる射撃場に行く必要があります。ライフル射撃ができる射撃場はかなり限られます。

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準備したもの

まず弾。
初めてなので弾は散弾とスラッグ弾の両方を購入しました。

購入した弾。左側がスラッグ弾、右側が散弾。

スラッグ弾は1発320円×20発=6,400円
散弾は7.5号の1発85円×50発=4,250円

スラッグ弾高すぎませんか。
散弾とスラッグ弾では、薬莢の上側の閉じ方(クリンプ)に違いがありますね。



そして弾以外には以下のとおり。
・射撃用ベスト …Amazonで購入 7,000円くらい
・イヤーマフ
 …射撃音から鼓膜を守る。楽天で購入6300円。
・耳栓 
…イヤーマフの効果が足りなかったとき用に予備で。
・ツールバッグ 
…弾等を入れて運ぶよう。ワークマンで1,900円
・手袋 
…寒かった時用に、ホームセンターで1,000円

愛知県総合射撃場

ウネウネと山道を走って射撃場に到着しました。
四方を山に囲まれていて、爆音が迷惑になる事もなさそうです。
平日に有休を取って行ったせいか?駐車場は余裕がありました。

愛知県総合射撃場の管理棟

さすがは総合射撃場と銘打つだけのことはあり、射撃に関しては相当充実した施設と思われます。
・トラップ射撃場2面
・スキート射撃場2面
・トラップ・スキート併用射撃場 1面  ※今回使用
・ライフル射撃場 1面  ※今回使用
・その他 エアライフル、ビームライフルなど ←ここは見ていない。


何をするにもとりあえず管理棟で受け付けをします。
スラッグ弾射撃とトラップ射撃の両方をしたいことを伝えて、申し込み。
名前と所持許可番号を書くだけです。後述する的紙もここで購入しました。200円です。

併用面 1面
トラップ ×2面
スキート ×2面

この日は9:30に到着し、トラップに3名、併用面に3名だけでした。

初めての射撃

受付で最初にスラッグをやりたい事をお伝えし、ライフル射撃場に案内頂きました。
ライフル射撃場は射撃場の端にあり、車に乗って移動します。
射撃場の方も説明のために自転車に乗ってライフル射撃場まで先導頂き、丁寧に使い方を教えて頂きました。
ライフル射撃場は一見それと分からない入り口。

ライフル射撃場の近くに車を停めなおす

射撃場に到着すると、まず的を設置します。
ライフル射撃の射座は5つあり、50mであれば50m付近に的を固定するための板と、
板を立てるための穴がそれぞれの場所にあり、そこに的を画鋲で固定して立てます。
ライフル射撃場は私以外には誰もおらず、貸し切り状態なので自由に写真を撮りながらやってます。

的を固定する板

的を立てる事ができるのは50mと150mの2か所だそうです。
150mはライフル銃の方向けですね。
50mの場所に的を立てて射座から見た景色がコチラ。


50mでも結構遠いな・・・
購入したのは150m用の大きい的なんですが当てる自身がありません(笑)

射撃の準備が出来きた後に、備え付けの内線で開始する旨を事務所に伝え、
終了すると再度事務所に連絡します。その時間が利用時間としてカウントされる訳です。
的の設置時間などは利用時間に含まれないんですね。

準備を終えたあと、まずは1発弾を込めて、初めて自分の銃で撃ちます。

1発目を込めた状態。下側が初矢です。


カチャッ(装填)



ドーーーーン!!





「え!?」


1発撃った瞬間、想像を遥かに超える大きな反動が右肩に跳ね返り、
気が付いたら銃口は30°くらい上を向いてました。
教習で撃ったクレー用の散弾よりも遥かに強い衝撃・・・
人に素手で殴られた様なレベルではなくて角材や木製バットで殴られた位の衝撃を右肩に受けました。
(すみません実は、角材やバットで殴られた経験はありません)

大物猟を始めようと思った事を後悔するくらいにその反動が大きく、
弾代として1発320円のお金を支払い、射撃場使用料も支払い、自身の肩にダメージを負う。
これほど自己を犠牲にする趣味が他にあるでしょうか。

自分以外に撃つ人がいないので、1発撃った後に的を確認しに行ってみると意外にも的紙の中央に近い当たりをしていました。

センスあるんじゃないかと思わせる1発目


その後9発撃ち、合計10発撃った後に確認してみると、
的紙の円の内側に当たっていたのは6発、ベニヤにすら当たっていないのが1発という事で、
1発目が一番良かったという結果になりました。


言い訳としては、2発目以降は射撃の反動にビビッてしまっていたのと、
1発撃つごとに肩が痛くなってきて、痛さに対する恐怖心が狙う集中力を阻害していたと思います。

あと照準をしっかり見ると、目の焦点が照準に合ってしまって的がボヤけてはっきり見えず、
50mの距離でも数cm単位の精度で狙う事はまず無理です。
仮にフィールドで鹿や猪が生きて動いているとしたら、それを遠距離から急所(バイタル)をピンポイントで狙うのは相当難しい事であることが身をもって体感できました。

スラッグ弾でも数100発くらい撃てばちゃんと狙える様になるんでしょうか、或いはスコープを付けると狙いやすいんでしょうか。
私が使用しているミロクのMS-2000Dは散弾銃でありながらスコープも搭載出来る様ですので、
暫く使ってみて初期の照準だけで無理そうだったらスコープも検討しようと思います。

散弾銃にスコープを付けるのは、ライフル銃の10年縛りがある日本くらいだそうです。
鹿や猪を狩りやすくするため、このよく分からないルールが早く撤廃されることを願います。


今回スラッグ弾を20発持って行きましたが、10発撃った時点で心が折れて終了しました。
薬莢は記念に持って帰ります。セルフローディングでも使える可能性がありますので。



ライフル射撃場での射撃を終えて一旦費用を精算し、続いてクレー射撃へ。

初めての射撃という事でトラップとスキートの併用面へ案内頂きました。
併用面では先に3名のベテランと思わしき方々が練習をされており、バシバシ撃っています。


この日は平日で人が少ない事もあり、この3方が終わった後に私単独で、
10mのトラップを射台ごとに5発ずつ練習させていただきました。
そして私が本当に初心者であることに見かねて、ベテランの方がすぐ後ろについて逐一ご指導いただく事ができました。アドバイスを全て実践するのは無理でした(笑)

それと私の銃が20ゲージで銃身長もあまりに短いため、非常に珍しかったそうです。
「狩猟やるなら自動銃にすればよかったなぁ。もう1丁買っとき」というアドバイスも…

トラップ射撃を25発終えて、この日は終了。
射撃の記録は、銃を使っている証拠として警察に提示するという事で、保管しておくように言われました。黄色い紙がスラグ弾の記録、白い紙がクレー射撃の記録です。

練習を終えて

クレー射撃の係員からは、
「射撃のイメージを忘れないためにも最低月に1回、年間1000発は練習が必要だよ」
と言われました。

時間とお金が許せばいくらでも撃ちたい所ですが
片道クルマで2時間の道のりと弾などの費用を考えると月1回も来られる自信は全くなく、
警察に眠り銃というお咎めを受けない程度に使っている証明を続けるための射撃にならざるを
得ない可能性を感じています。

山奥に土地を買って射撃場作っちゃおうかな。
お金かかるのかな。手続き大変なのかな。
今度教習射撃をやってくれた射撃場で聞いてみようかな。

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