こんにちは!yattyuです。
この度、23年2月に開催された狩猟免許の試験を受けてきました。
狩猟免許は4種類あって、その中の「第一種銃猟免許」というやつです。
結果としては無事に合格することができました。
![](https://yattyu.com/wp-content/uploads/2023/03/狩猟免状-848x1024.jpg)
狩猟免許に関する詳しい情報は沢山の方がブログやYoutubeに上げられているのですが、
静岡県で受験された方の記録が見当たりませんでしたので、今後静岡県で受験される方の
参考になればと思います。
ちなみに、事前に開催される実技講習会は受講しませんでした。(平日開催で受講できませんでした)
狩猟免許取得の動機
私が狩猟免許を取ろうと思った理由は以下です。
・正月が暇だったから
・好きな登山家の影響
・誰かの役に立てそう
今年のお正月休みに実家に帰省する予定が、実家でコロナが蔓延して直前でキャンセルに。
暇すぎて何をしようか考え抜いて、思い至ったのが狩猟免許でした。
このブログを書いている通り、登山が趣味なので
「登山と狩猟ってかなり相性良いんじゃね??」
っていう程度の思い付きです。
2つ目に、私が好きな登山家で服部文祥さんの影響があると思います。
“サバイバル登山家” という肩書きで講演をされたり書籍も出されていて、
服部さんの登り方や考え方に共感する部分が多いです。
登山や講演の様子もいくつかYoutubeで見る事ができます。
あと最近はシカやイノシシ等の”有害鳥獣”に指定された動物が増えていて、
狩猟できる人が年々減っているという話も聞くので、狩りが出来れば役に立つんじゃないかと。
シカやイノシシだって望んで有害になっている訳ではないですが、
農作物は人間にとっても大切なので、農作物を守れて肉が取れれば、一石二鳥ですよね。
参考にした情報
私が受験した第一種銃猟免許の試験では
①知識試験
②適正検査
③技能試験
の3構成で、午前の①②に合格すると午後の③技能試験に進めるといった要領。
①知識試験は「狩猟読本」を読んで「例題集」をやっておけばOK。
②適性検査はラジオ体操が出来るくらいの運動能力があればOKです。
![](https://yattyu.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_20230221_193436-1024x576.jpg)
問題なのは③技能試験。
私の様に、
・これまで猟銃を触ったことが無い
・近くに教えてくれる知人も居ない
・事前の技能講習会は平日開催だったので参加できない → ぶっつけ試験本番
このような人にはかなりハードルが高いですよね。
そもそも、法的に銃を触る事が許されていない人に対して技能試験とはいかがなものか。
対策としてブログやYoutubeを徘徊して情報収集し、参考にさせて頂いた情報を下記します。
試験の流れやポイントは上記のサイトや動画でほぼ分かるのですが、問題は
自分の県の技能試験でどのタイプの銃を使うのか?
こればっかりは、静岡県の情報が見つからずお手上げでした。
ネット調査で、多くの県では散弾銃は「水平2連式」、空気銃は「マルチストローク式」という
情報を信じて妄想トレーニングしました。
散弾銃ほ他にも「上下2連式」や「セミオート式」などという物もあり、
仮にセミオート式の銃が出てきたらその時点でギブアップするつもりでした。
結果的に、私が受けた静岡県の第1種銃猟免許試験では幸いにも
散弾銃:水平2連式
空気銃:マルチストローク式
でしたので、無事に乗り切る事ができました。
水平2連式の銃はすぐ上の動画の、黄色い銃身の物と同じで、
マルチストローク式の空気銃は↓の動画と同じ物でした。
銃器の扱いに関してはこれらを見てイメトレすればOKなのですが、
技能試験の山場は実はここではなく、他にありました。
距離の目測です。(次項にて記載)
試験の感想とポイント
まず試験の全般的な感想として、
「狩猟者を増やしたいんだろうな…」という印象を持ちました。
世の中いろんな試験があって、
・優秀な人を選ぶ為に、落としに掛かってくる試験
・制度上やる必要があるけど受験者に合格してほしい試験
色々な雰囲気があります。
今回の第一種銃猟の試験は、私の個人的な印象としては後者です。
①知識試験は例題集の問題のレベルよりもかなりイージーでした。
三択問題で、間違えさせようと思えばいくらでも難しくできるのですが、
一般常識的に「普通これ聞かれたらコレしか選ばんでしょ…」という問題と選択肢で、おそらく満点だったと思います。
②適性検査は上記の通りラジオ体操ができればOK。
という事で、一緒に受験した私含め12人の中では、
①知識試験と②の適性検査で落ちた人は居ませんでした。
③技能試験は、「鳥獣の判別」「銃器の取り扱い」「距離の目測」の3構成で、
100点からの減点方式で70点以上が合格です。
「鳥獣の判別」はイラストで完璧に覚えていたので自信を持って満点、
銃器の取り扱いも動画でイメトレした事に加え、試験会場では詳細はここでは言えませんが、
人間味あふれる試験でした。
「これ行けたんじゃね??」
と思っていた矢先・・・
予想外に難しかったのが、最後に実施された「距離の目測」!!
第一種銃猟免許の距離の目測では、10m、30m、50m、300m の4つの距離の目測を行います。
10m、30m、50mは広場に10個くらいの番号付きのパイプ椅子が置かれていて、
立ち位置からどの椅子の距離が10m、30m、50mなのかを特定する試験方法でした。
これの何が難しいって、10mなら10mくらいの場所に、約1m間隔で椅子が3つあるんです!
「いやいや、そこの正確さ求めるんかい!!」
ヤマ勘で回答しました。
![](https://yattyu.com/wp-content/uploads/2023/02/距離の目測-1024x576.png)
そして300mの目測は県庁舎の屋上に移動して、屋上から見える10個ほどの建造物の中から、
ズバリ300mの距離にある建造物を、渡された写真の番号から特定する。
これも20mくらいの間隔で建物が選定対象になっていて、しかも全部遠すぎて、、、
「300m、分かるわけないやろ!!」
これもヤマ勘回答。
実際、300mの距離をズバリ目測できる人なんてどれだけいるんだ??
距離の目測は、間違い1つにつき5点減点で、
4つの距離を全部間違えると20点の減点になります。
よって、距離の目測で仮に全部間違えても80点でクリアできるように、
鳥獣の判別と銃器の取り扱いでは全く減点されない様に、完璧に準備しておくことをお勧めします。
今後の手順
第一種銃猟免許は「銃を使った猟をしてもよい」免許であり、
銃を持つにはその為の許可が別に必要です。
都道府県の公安委員会から「銃砲所持許可」という許可を得て初めて銃を持つことができ、
実際に狩猟する場合には狩猟期間において都道府県に「狩猟者登録」をして初めて、
猟銃を使った猟が出来る訳です。
今のところ、仮に猟銃が持てる様になっても直ぐに猟に出ようというつもりは無いので、
猟友会の情報を集めてみたり、もし今の仕事を辞めて時間ができれば、
しばらく狩猟に没頭してみるのも良いかなーなんて思ってます。
なお、ライフル銃はその殺傷能力の高さから、
初めて散弾銃を持ってから10年後に初めて買えるそうなので、
その時間を早めに稼ぐためにも、進められる手順は進めておこうと思います。
捕獲した獲物の鮮度維持や、猟犬を使わないソロでの狩りを考えると、
銃猟よりもわな猟で生け捕りの方が効率良いんじゃないか??
と、銃猟免許を取った後になって思いつつあります。
必要に応じて追加でわな猟の免許も取得します。
目先の予定としてまずは、4月に銃砲所持許可を得るための第一ステップの講習会があるので、
それに参加するつもりです。
これも平日水曜日の開催で、静岡県内では1か所(静岡市)でしか開催されないため、
有休を取得して遠路向かいたいと思います。
狩猟者って現役世代のサラリーマンは想定外なのか!?
猟銃等所持許可関係についてはコチラから
![](https://yattyu.com/wp-content/uploads/2023/08/タイトル-160x90.png)
コメント