【山あるある】⑫満たされ過ぎ症候群 の処方箋

こんにちは!yattyuです。
今回は、登山で気づく日常の有難さについて。

これは登山をされている方にとっては既に共通認識だと思います。
山で過ごす時間が長くなる程に、より厳しい程に、日常がどれだけ恵まれた環境なのか
改めて気づくことが出来るんです。
日本が恵まれた環境にある事は頭ではわかっています。
それが身に染みて分かるという事です。

・蛇口を回せば水がでる
・ボタンを押せばお風呂が沸く
・近くにトイレがある
・800円も出せば美味しいごはんが腹一杯食べられる
・何かあれば電話1本でパトカー、救急車が来る
・暖かい布団で寝る
・国保価格で病院に行ける (人によってはタダ)

当たり前の事・・・?

日本なら全部当たり前の事です。
言い方が適切か分かりませんが、お金を出すか時間をかければ、大体のことは何とかなる。
企業や行政、そこで働く人々が全力でサービスを提供してくれることで、
私たちはその恩恵を受ける事ができますし、
自分自身も誰かに対して価値や時間を提供する対価としてお給料を頂いています。


ところで皆さんは日常の中で時に、こんな状況や気分になった事は無いでしょうか?

「仕事はかなりしんどい。でも辞める程ではない」
「贅沢は出来ないまでも、日々の生活はなんとかやっていける」
「勤務先が倒産しても、バイト掛け持ちすれば生活は何とかなる」
「旅行に行きたい先がパッと浮かばない。
  行った先で体験出来る事がイメージでしまい、ネットと脳内で完結してしまう」

「外食で食べたいものがパッと浮かばない」
「また月曜から一週間か…とサザエさんを見ても内容は覚えていない」

行きつくところ、何のために生きていて、何が楽しいのか分からない

これらは全て“満たされ過ぎ症候群”です。
私が命名しました。

今現在、日本は低迷しているとか、成長率がどうとか言われているかもしれませんが、
上で書いた、日本なら全部当たり前の事は他では当たり前の事ではなく、
 存在し難いこと → ありにくい事 → 有り難い事 → ありがたい事
なんですが、生まれた時からこんな状態が当たり前で、
今ある物もどんどん良くなって、もはや何が嬉しいのか分からなくなってきます。
有り難いどころか、欠点ばかりが目につき、不満を募らせて不幸な気分になってしまうんです。
ワタシ自身も、そんな時があります。

そんな時は、満たされ過ぎ症候群をリセットしてあげる必要があります。

皆さんそれぞれ、いろんな目的で山に行かれると思いますが、
私は日常生活の中でムズムズ、モヤモヤしてきて上記の気分になった時には、
山でリセットして日常の有難さを感じる感性を取り戻す様にしています。

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