こんにちは!!yattyuです。
タイトルのとおり、登山においてスマートウォッチを持つかどうかも含めて、
どうするか悩むと言う話です。
スマホだけではダメなのか?
私は登山中における地図の確認やGPSログの取得はスマホで行っています。
紙の「山と高原地図」も一応は持って行きますが、
スマホアプリが充実した現在においては、紙の地図はお守り程度の扱いになっています。
GPSログはスマホのYAMAPで記録して下山後にそのままアップロード。
スマホで出来る事多すぎて、失われていく物が多いのも分かります。
ただ、スマホで全てを完結する上で私が感じた「負」のポイントが以下です。
① ポケットからの出し入れが面倒。頻繁に地図を見る時は特に
(ザレ場で手を滑らせて落とすリスクもある)
② バッテリーの消費が早い
①スマホの出し入れは、ズボンか上着を着ていれば上着のポケットに入れて、
現在地やルートを確認したり、時間を確認したり、写真撮影もスマホ。
電波が繋がったタイミングで家族に一報入れるのもスマホ。
ルートに不安がある場合は何度もスマホを確認しては進み、
下手すると5分に1回くらいはスマホを操作するかもしれません。
スマホをずっと手に持って歩いた方が楽なんじゃないか、
それならいっそ、スマートウォッチで確認できれば楽だし安全なんじゃないか?
と思った訳です。
②バッテリーについては、GPSログを取り続けるとゴリゴリ減っていきます。
バッテリーの減り具合は、
普段使いでは朝起きてから夕方まで約12時間で20%減るかどうか。
で、YAMAPでGPS記録状態では1時間で8~9%減ります。ざっくり5倍速ですね。
若干余裕を見ると1回の充電でGPSを記録できるは10時間までが限界と言う感じ。
1泊2日の登山では2回フル充電できないと不安ですので、
10,000mmAhのモバイルバッテリーを持って行きます。
非常に多くの機能をスマホに頼り過ぎて、いざ電欠になると
何も出来なくなるのでバッテリーが減ると精神的にもよろしくない。
という事でスマートウォッチを導入することで、
2つの「負」を解決できるんじゃないか?と考えた訳です。
で、スマートウォッチをどうするか
スマートウォッチの世界を全て理解している訳では無いのですが、
登山で使うには何を軸にするかで色々と変わってくると思っています。
記録アプリで決めるか、使いたいスマートウォッチ基準で決めるか、スマホとの相性で決めるか。
2023年4月時点で、私が知りうる条件としては下記の通り。
※2024年4月より、YAMAPもWear OSに対応しました
項目 | OP① | OP② | OP③ |
GPSログ 地図アプリ | YAMAP | ヤマレコ | スマートウォッチ独自 |
スマートウォッチ | ・WearOS対応品※ ・アップルウォッチ | ・WearOS対応品 ・アップルウォッチ | GPS付いてれば何でも (ガーミン、スント、シャオミ、Zepp 他) |
スマホ | ・iPhone ・Androidも可になった | ・Android ・iPhone | ・Android ・iPhone |
OP① YAMAPをスマートウォッチで使いたい場合、
YAMAPが使えるスマートウォッチはアップルウォッチのみ。
スマートウォッチがアップルウォッチの場合、スマホも必然的にiPhoneという事になります。
以下アップルセットと呼びます。
※2024年4月~YAMAPがWear OSに対応しました。のでAndroidスマホでも大丈夫です。
OP② ヤマレコはアップルウォッチとWearOSの両方に対応。
つまりスマホはiPhoneでもアンドロイドでも良いという事になります。
OP③のガーミンやスントなど、アウトドアデバイスとして実績があるメーカーの時計の場合、
行動中は時計でGPSを記録して、帰宅後にGPXデータをYAMAPやヤマレコにアップロードする事で
ログを反映できます。ログの反映と写真の紐づけに1手間かかりますね。
まず、この様にブログをやっていて記録を簡単に公開したいことから、
YAMAPかヤマレコでの記録は残したいと思っています。
ここからが悩みで、私がこれまで使ってきたのはYAMAP。
特に理由は無く最初に使ったのがYAMAPだったからです。
Androidは使えるアプリが多い(個人的なイメージ)のと、端子がタイプCだったり指紋認証できたり、
至る所で使いやすさに差が出ます。機種のバリエーションも豊富。
そしてやはり値段。
iPhoneってメッチャ高くないですか。私にはとても手がでません。
電車の中で見かけるiPhone率の高さは何なんでしょうか・・・?
登山の最中に地図や現在地の確認に加えて登山ルートまで知りたいと思うと、
スマートウォッチでYAMAPかヤマレコを使える方が有利だと思う訳です。
ヤマレコは他の人の歩いたログも見れるので、バリエーションルートに強いとも言われていますね。
Wear OSウォッチ どれがいいのか
登山で色々使っている方、だれか教えてください(笑)
個人的に気になっているのは、Mobvoi(モブボイ)という中国メーカーのTicWatch Pro 3 Ultra GPS
というもの。
色々な方がレビューされていて、WearOS搭載モデルはバッテリーの消費が早いという噂もありますが、こちらはバッテリーの持ちもよさそう。
筆頭候補はコレとして、当面スマートウォッチが必要になりそうな登山計画は無いので、
もう少し探すか待つかしようと思います。
これまで記録を残してきたYAMAPと別れるのは惜しい気持ちもありますが、
それほど多く記録を残していないのと、まだ人との繋がりも少ないので
変えるなら早いうちが良いかなと。
ただガジェットが増える事でそれを管理する手間も増えるので、コストと導入のメリットをよく考えて判断したいと思います。
2024.3.16追記
YAMAPがPixel Watchで使える様になったとの事です。
24年3月16日時点では、Android OSで動作する下記2機種のみだそうなので、
今後Wear OS by googleでも対応することに期待です。
- Google Pixel Watch
- Google Pixel Watch 2
※2024.4.24追記
2024年3月時点ではGoogle系ではPixel watchのみだったのが、
4月23日発信のYAMAP情報ではWear OS by google全般に対応したそうです。
GPSデータの取得含め操作の主体はスマホになりそうですが、少なくともYAMAPの地図確認がWear OS by googleのスマートウォッチで出来る様になったのは大きな進歩ではないかと思います!
物欲との闘いが始まりそうです。
※2024.10.27更新
Amazfit T-Rex 3 のレビュー記事を追加しました。
コメント
同じ悩みを持つブログに会えて、嬉しくなりました!! ありがとうございます。
私も以前はAndroid派でした。そしてスマートウォッチに山地図を表示したいと切実に思っていましたが、WearOSで山地図を積極的に表示できるスマートウォッチが見つからず、やむなくiPhoneとApple Watchを購入する羽目になりました。
しかし、iPhoneは低温に弱く、厳冬期に外気にさらすと、ものの十数秒で電源が落ちてしまいます。また、スマホ全体に言えることですが、いちいち手袋を外して操作しなければなりません。
一方、Apple Watchはバッテリーが持たず、朝5時に電源ケーブルを外して出発すると、次のサイトに到着する15時頃には30%程度になり、アクシデントが起きたときには心許ない限りです。
ですので、夜間は充電時間に充てなければならず、心拍数や睡眠の程度を同時に計測することが出来ないのです。
山地図ですが、私は試行錯誤の末、ヤマレコを使っています。
それは、ヤマレコはスマホの電源を入れておかなくても動作するため、スマホのバッテリー消費を抑えられます。(しかし、軌跡を残すには電源を入れておかなければならないようです。)
また、ヤマレコは他の人が歩いた「軌跡」が表示されるため、国土地理院の代表的な夏道とは異なる冬道も確認することが出来ます。これは非常に重要な機能です。
勿論、紙地図とコンパスは必携ですが、厳冬期のホワイトアウトや濃霧などで進路を見失ったときこそ、手袋を外すこと無く現在位置と方向が分かるスマートウォッチは生死に関わるほどに役に立ちます。
しかし、Apple Watchで山地図を表示するとき、手袋を外してタップする必要があります!!
これに悩んでいたところ、スタイラスでタップすれば良いとのブログを見付け、それ以来、リュックのショルダーベルトにスプリングの効く樹脂製のスパイラルコードでぶら下げるようにしています。
一方、別の問題として、どうやらApple系の全地球位置検出システムは、仕様と異なりGPSしか使っていないようで位置精度がやや悪いのです。GPSの他「グロノス」や「みちびき」など複数の位置検出衛星を使うGNSSであれば誤差は数10cmになるはずなので怪しいです。
一方、yattyuさんが見付けてくださったTicWatch Pro 3を、あと1年早く知っていればApple系を購入せずに済んだと悔やまれます。
登山中の体調のセンシングには血中酸素濃度の把握が重要ですが、最低でも現時点の心拍数が知りたいものです。ところがTicWatch Pro 3は心拍数に何段階かの閾値ごとに文字盤に色で表示する機能があり、実際のアクティビティーをとても良く理解していると感心します。
Apple Watchは、心拍数がいくつになったらアラートを発生する、と言う機能すらありません。(あるのは安静時心拍数のアラートのみなのです。)
結局、Apple Watchは日常使いで生活が少し便利になると言う位置づけで、実用にはお勧めできないと思います。
一方カメラは、操作性重視のため、流行のミラーレス一眼では無く、一眼レフに雨滴を掛けないようにビニールを巻き、リュックのショルダーベルトにホルスターで固定して使っています。
本当は高画質の防水防塵のコンパクト型が欲しかったのですが、当時は存在していなかった上、今は目が飛び出るほど高いので。
一眼レフは電源スイッチを常時ONにしておけば、あとはシャッターボタンを押すだけで良いので、岩稜帯で三点支持が必要な状況でも瞬時に撮影することが出来るので非常に便利です。
また、以前は幅広のショルダーストラップを一番短くして首から提げていましたが、何回も岩にぶつけてフードを壊してしまったのでホルスターに落ち着きました。しかし一眼レフは重いので、片側の肩が段々痛くなり、対策を検討中です。
dongle様
この度はコメント頂きありがとうございます。
スマートウォッチに関して色々と悪戦苦闘されてきたのですね。
ヤマレコは仰るとおり、他の人の軌跡が参考になるのは強みだと思います。
スマートウォッチやアプリは日々進化しているので、もしかするとApple watchの次期モデルは耐寒性があったりとか、
YAMAPに軌跡が表示される様になったりといった大きな進歩があるかも??しれませんので、
新しい情報は常にキャッチしていきたいと思います。
(記事の更新ができていないのですが、TicWatch Pro 5という次のモデルも出ているそうです)
カメラ含め何を優先するかですが、アレコレ思考錯誤するのも登山の楽しみですね。
コメント失礼します
私は、Yamapはルート作成にしか使わず、Stravaというスポーツログアプリでログは記録しています。
なぜなら、Stravaは大手のスポーツアプリで、様々なウェアラブルデバイスや各種メーカー独自のログアプリ(ヤマップやヤマレコ除く)に対応しており、例えば、ガーミンウォッチで記録したログをガーミンのサイトに上げるとそのままStravaに記録されます。
つまり、わざわざ山行中にスマホのアプリを立ち上げる必要がなく、スマートウオッチでGPSを記録するだけなので、さもするとスマホすらいりません。
そして、ガーミンはアップルウオッチとは比べものにならないほど電池持ちがいいため(上位グレードでは38日、下位でも11日)とバッテリー切れの心配もなく、ルート案内に対応している機種では、事前にGPXルートを取りこんでさえいれば、スマホを見ることなく、ルート案内や道外れの警報を出してくれます。
ヤマップやヤマレコが、ガーミンや他のスマートウオッチで記録したログの自動連携ができない(手動でのGPXファイル取り込み…)のはホントにガラパゴスだなぁと、、ましてやスマホの電池を消費させるスマホでの記録前提なのはホントに残念です。
bpppoob様
はじめまして、コメント頂きましてありがとうございます。
Stravaというアプリ、知りませんでした。
登山に限らずいろんなワークアウトで計画を作って、使えるデバイスの汎用性も高そうですね!?
試しにアクセスしてみましたら、確かにいろんな機能がありそうな気がします。
スマホでGPSのログを取っていくとバッテリーをゴリゴリ消耗していきますので、登山系のアプリが色んなスポーツアプリと連動出来れば良いのですが、
現状はできる、出来ない事から取捨選択せざるを得ないのでしょうね。
今後の進化に期待したいのと、新しい情報は常時アップデートしていきたいと思います!