つぶやき【猟銃と登山】自由と規制の狭間で

こんにちは!!yattyuです。
今回は最近噂される色々な法規制に対して、個人的に思う事です。

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2024年 銃刀法改正?

猟銃に関連する法律(銃砲刀剣類所持等取締法というらしい)が厳しくなりそうです。

警察庁、手製銃や休眠猟銃に罰則・規制強化で網 銃刀法改正検討 - 日本経済新聞
相次ぐ銃による凶悪犯罪を受け、警察庁は手製銃や猟銃の悪用防止を念頭に銃刀法の罰則や規制を強化する方針を固めた。インターネット上に銃の自作動画などを投稿する行為も、不法所持をあおる内容を伴えば刑事罰の対象とする。2024年の通常国会への同法改...


この記事を書いている1か月前に私も猟銃の所持許可を得たばかりであり、こういったニュースに敏感になっています。

ハンターへの道⑤ 猟銃所持許可編
こんにちは、yattyuです。登山をきっかけに狩猟に興味を持ち、狩猟をやろうと考え始めたのが2023年1月。そしてこの記事を書いているのは2024年1月。途中、講習会での考査に落ちたり、台風直撃など諸々ハードルがありつつも、やっと猟銃を持つ...

銃の規制が強化される理由は、ご存じの通り前首相が犯人お手製の銃で襲撃されてしまったり、
長野県での猟銃(ハーフライフル)の所持者による殺人事件が発生したりと、銃に絡む重大な事件が発生してしまったからと言われています。
上の日経の記事を見ますと、具体的な規制強化の内容としては、

・自作の銃の所持や動画の投稿の規制
・眠り銃 (長らく使用していない銃)の所持許可取消し期間の短縮(3年→2年)
・ハーフライフルの所持許可の厳格化 (所持許可歴10年以上?)

私の個人的な意見は、銃を自作したりその動画を自ら投稿するのはまぁ論外として、
2年以上使っていない銃を半ばコレクションの様に所持しているのはセキュリティ上どうかと思いますし、初期の頃からハーフライフルが無いと困るハンターってどれくらいいるのかな??北海道の人は有った方が便利なのかな?


とはいえ事ある毎に法規制が厳しくなっていくと極端な話、自宅で猟銃や弾を保管できなくなったり、
所持許可の更新期間が1年になっちゃったり、手続きがさらに厳しくなったり、
面倒な方向に行くのは間違いありません。規制が厳しくなるほど気持ち的に窮屈に感じますし、元からちゃんと使っている人にとってはいい迷惑ですよね。
ライフル銃所持の条件として、散弾銃所持10年以上というハードルがありますが、
ネットで色々と調べたところ、どうも1970年代にライフル銃を使った事件が連続して発生した事がきっかけだそうです。50年も前の規制が未だに続いている・・・

個人的にライフル銃と散弾銃って狩猟でも用途が違う別物だと思うので、何か事件が有ったからといって一様に規制をかけてしまったのは、狩猟や猟銃に関する見識のある方を交えた議論がなされたのか疑問です。確かに明確に悪意がある場合、ライフル銃を持ちやすいかどうかで発生する事件があるかもしれません。しかしそれはライフルが悪いのか??
ライフルが無ければ他の物で悪意を実行するはずです。

 

2024年~ 富士山で登山規制か!?


富士登山に関しても厳しくなりそうですよ。

富士山で「弾丸登山」規制 午後4時から通行止め 通行料徴収し上限4000人に 山梨県
山梨県は富士山への弾丸登山を防ぐため、5合目の登山口にゲートを設置し、午後4時以降は入山を規制することを発表しました。  山梨県 長崎幸太郎知事:「富士山5合目におきまして時間帯、あるいは登山者数の上限を規制することとします」  山梨県は2...


こちらも記事執筆時点では決定ではありませんが、
5合目にゲートを設置して人数を制限したり、弾丸登山を制限したり、通行料を徴収したりという事が、山梨県と静岡県で検討されているんだそう。
 
2023年にも弾丸登山で体調を崩したり、山小屋に泊まれなかった人が登山道で寝てしまったりと言った、オーバーツーリズム問題や、登山者が残したゴミ等が問題になったのは記憶に新しいです。

富士山混雑、弾丸登山やマナー違反が頻発 - 日本経済新聞
新型コロナウイルスの5類移行後、初の富士山登山シーズンが10日で終わった。国内外からの観光客で活気を取り戻す一方、夜通しで頂上を目指す弾丸登山やマナー違反が頻発。軽装の登山者が寒さで山小屋に避難した例もあり「大惨事になりかねなかった」との声...


富士登山者の6割以上は山梨県側の富士吉田ルートから登ると言われていますし、
静岡県側でどこまで規制されるのかは知りません。
ただ同様の問題が今後も静岡県側でも続くようであれば、より厳しい規制が検討されるのも自然の流れでしょう。


“普通に” とか “ちゃんと” とか “十分に” といった言葉の受け止め方は人それぞれなので私の感覚での話ですが、

普通に平地でトレーニングして
普通の体重にして
十分に栄養を取って
ちゃんと呼吸をすれば

富士山でも高山病にはならないし、弾丸日帰りでも登山の中ではまだ楽な方です。
普通の感覚で居たら山にゴミを捨てる事もない。

そういう感覚で居たのですが、2023年の富士山で私自身の目でも実際にヤバイ人を見てしまい、
安全を優先するならば、或いはモラルが守れないなら何かしらの規制は仕方がない
という考えに至っています。登山における常識はあくまで自分の中での常識でしかなかったという事を実際に目の当たりにして、かなり残念でした。

私が見たヤバイ人については↓の記事で、富士登山の記録の中で少し触れています。

富士山(富士宮ルート) in2023
こんにちは、yattyuです!今年も例年のごとく、富士山に登ってきましたのでその記録です。ルートの細かい情報は今さら細かく解説する必要は無いと思いますので、私なりの目線と初めて実戦で使うデジカメ写真を添えて、記録します。今年の富士山はコロナ...

このままで良いのか


猟銃や富士登山の規制強化によって直接影響を受ける人は、日本全体で見れば少数派でしょう。

では他の事例ではどうでしょうか。


SNSの誹謗中傷によるプロバイダ責任制限法、侮辱罪の厳罰化。
自転車事故の増加によるながら運転への反則金。ヘルメット努力義務化。
飲酒運転、ストーカー、DV、パワハラ・・・

なーんにも事故やトラブルが無ければ法規制されることもないはずですが、
大きな事件があったり社会全体で問題視されることによって法規制されたり、厳罰化されたことです。そして一旦法規制されてしまったら、恐らく永遠に緩和されない。減点方式ですね。

ならどうするか。

これ以上、我々の自由が奪われないように、
事故や違反が少しでも減る様に個々が頑張る


結局これしかないのだと思います。

法規制に影響力があるのが各分野の連盟とか協会だと思います。
アメリカの銃社会の様に、政治へ影響できるくらいの資金力や影響力が日本の山岳協会、連盟とか、狩猟なら大日本猟友会に有れば良いのですが、最近の法規制の動向を見ているとそうでもなさそう。
なので個々が気を引き締めるしかないのです。


ガチガチのルールの中で生きるのってしんどくないですか。
これ以上、法律やルールによって身動きが取りづらくならない様に、
違法行為や事故など、警察が動く事態を1件でも減らす努力をしましょう!

自由は遠ざかるばかり


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